ギャラリーヨコ

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スターバックス御成町店

敷地の保存計画


 横山隆一の死後、「どうにかして思い出の土地を保存する事ができないか」という思いから始まったプロジェクトです。
横山とその家族が暮らした母屋は老朽化が進んでおり、家族での保持は困難となり、「庭(プール、八重桜、藤棚)」と「門の家」と呼ばれていた書庫兼アトリエの建物だけを残すことになりました。
横山邸は毎年4月末に漫画集団のお花見を行っていた場所で、家族、そして知人・友人のみなさまにとっても、思い出深い庭でしたが、生前はプライベートな場所ということで一般のお客様への公開は行っておりませんでした。
  そこで、その庭をみなさまに楽しんでいただきながら保持するためのプランとしてスターバックスコーヒージャパン様にテナントとして入っていただき、ご協力いただきました。
 建物と駐車場、看板のデザイン配置など総合デザインは cotopace (コトペース)に依頼しました。
cotopaceは今回のプロジェクトのために結成された建築デザインチームで、遺族と話し合いをし「古都・鎌倉」にふさわしい建物、庭や山を効果的に見せる建物というコンセプトのもと設計及び全体のデザイン管理をお願いしました。
[ギャラリー オーナー:酒井みさ子(次女)]


ーー以下コトペースによるコンセプト

今回の計画で重要だと考えていた事の1つが御成山への景観の保護と周辺環境に配慮することであった。
景観を配慮して店舗を平屋に設計し、外壁を以前の横山邸と同じ色使いの木製サイディングにした。
また、周辺景観への配慮として最も重要である看板やその他の装飾物をトーンを抑えて環境になじませた。

<店舗>
設計にあたって、通りから入る南北方向の客動線と横山邸庭、御成山へ対して東西方向の視線、2つの軸を計画した。
東へ流れる屋根は庭をフォーカスし、さらにデッキ引戸を解放すると、
庭に向かって店内を含めた大きな軒、デッキが作られる。
大きな軒は暗さを凝縮させることで庭を効果的に見せ、雨天の日は雨の落ちる様を楽しめるようになっている。
後ろに目を追うと御成山の景色を楽しめるよう西側上部におおきな窓を設けた。
内装設計はスターバックスコーヒージャパンの設計部が行ったが、何度も打合せを行い、こちらの意向に合わせていただいた部分も多い。この店舗の特徴である片流れの天井素材はデッキに繋がるようコトペースで素材を選んだもの。また天井に無駄な機材がでないようお願いした。

<ギャラリー>
元アトリエ兼書庫を保存し、1階部分をギャラリー(ギャラリーヨコ)に改装した。
エントランスのトンネルを入ると横山隆一のデザインした門越しに庭が眺められる。
さらに展示室へ入り『サクラ』が透けて見える窓につながる。

<庭>
横山邸のシンボルとなっていた『サクラ』『プール』を保存した。
プールには水中照明を配置し、夜には水面が光り優しくサクラを照らす。

< 駐車場>
建物の色に合わせた茶色を基調とした色使いとし、機器、サイン計画などテナント店舗展開にない鎌倉御成町店オリジナルのデザインにした。
駐車スペースにも芝を設け緑いっぱいの駐車場を計画した。
以前、横山様がサクラの木の下にご家族、ご友人を集められていた空間を再現し、鎌倉のみなさま、横山隆一ファンのみなさまに新たな思い出を作っていただければと考えている。

鎌倉横山邸プロジェクト
プロジェクト監理、建築設計:cotopace
敷地807.15・(244坪)
建築面積219.93・(66坪)+?・?坪


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